[L101-HH02]
授 業 期 間 2023年度 後期 授 業 対 象 指定なし 金1
科  目  名
健康の科学B
(Health Science B)
科 目 責 任 者 板橋クリストファーマリオ 単  位  数 2単位
担  当  者 板橋クリストファーマリオ※
授 業 の 目 的

健康の維持増進や生活習慣病予防に対する運動の効果について修得する。特に、運動生理学やメンタルヘルスの知見を導入し、運動の持つ様々な効果や栄養についての基礎知識を学ぶ。これらの内容を理解し、自分自身の健康管理に役立てることを目標とする。さらに、医療・生命科学系大学の卒業生として健康の推進者になった時に、現場で実践できるような基礎知識を習得する。

教 育 内 容

前半は「体の健康」、後半は「心の健康」について、私がこれまでにプロテニスプレーヤーとして学んだ知見やスポーツ心理学からの視点も交えて解説する。1回目から3回目では概論として健康に関する広いテーマを設定し、4回目から7回目までは筋肉、循環、呼吸についての知識と運動によってどのような変化が起きるのかについて、またテニスで起こるスポーツ障害についても解説する。8回目の運動処方では運動やトレーニングを行う際の効果的な方法について、9回目と10回目では効果的な休養や睡眠のとり方について、11回目と12回目ではメンタルヘルス、13回目と14回目ではスポーツ心理学の話題から今後の生活に取り入れられる内容について解説する。

教 育 方 法

パワーポイントによる動画を用いたオンライン・オンデマンド型形式とする。授業の終わりには毎回課題(感想、意見、小テストなど)を提出してもらう。次回の授業時にて、これらの解説を行う。主にGoogle Classroomを用いて実施する。

【フィードバックの方法】

提出された課題に対しては、個別のコメントにて、あるいは翌週の授業資料にて回答や補足を行う。

準 備 学 習
(予習・復習)

【授業時間以外に必要な学習時間:60時間】授業時間外学習には、毎回の課題や最終レポートへの取り組み時間も含む。

予習:次回の授業内容を把握し、関連する知識、情報を参考書や日々のニュース等で入手しておくこと。

復習:授業の資料や動画を熟読、整理し、実生活とのつながりを考え、実践すること。

担当者 項目 授業内容
1 板橋
【オンライン】

ガイダンス9/8

授業の目的・内容、成績評価の方法・基準について説明する。「健康」の定義について考える。

2

運動と生活習慣病9/15

「生活習慣病の特徴、肥満や飲酒、喫煙が健康に与える影響」について説明した後、「運動の効果」について解説する。

3

運動と栄養、身体組成と肥満9/22

「五大栄養素の役割や摂取量」について解説する。「身体組成(脂肪と除脂肪)」について説明した後、「体脂肪率の測定原理」や「肥満の種類」などについて解説する。        

4

運動と筋肉①9/29

「筋の種類と構造、エネルギー源、筋線維の種類」について解説する。

5

運動と筋肉②10/6

「神経系の役割、筋収縮様式と筋肉、筋肥大」などについて説明した後、「筋肉痛や肉離れが発生する原因」や「テニスで起こるスポーツ障害」などについて解説する。

6

運動と循環・呼吸10/13

「心臓の機能・構造と血液の循環」について説明した後、「運動時の心臓の働き」や「トレーニングによる心機能変化」などについて解説する。また、「肺におけるガス交換、酸素摂取量」などについて説明した後、「運動(スポーツ)と最大酸素摂取量との関係」などについて解説する。

7

運動と筋疲労・体温調節10/20

「筋肉が疲労するメカニズム」について説明した後、「運動(スポーツ)と疲労との関係」などについて解説する。また、「体温調節の概要」について説明した後、「運動(スポーツ)と体温調節との関係」や「熱中症」について解説する。

8

運動処方、老化に伴う身体機能の変化10/27

健康や体力の維持・増進を目的とする「運動処方」や「心拍数を用いた運動強度の設定方法」などについて解説する。また、「老化に伴い身体にどのような変化が起こるのか」について、運動との関係から解説する。

9

休養の科学11/10

「休養の概要」について説明した後、「効果的な休養をとるための方法」などについて解説する。    

10

睡眠の科学11/17

「睡眠の概要」について説明した後、「質の高い睡眠をとるための方法」などについて解説する。    

11

運動と心の健康①11/24

「心の健康」とは何か、運動の心理的な効果について解説する。「メンタルヘルスの評価」、「ストレスのメカニズム」について解説する。

12

運動と心の健康②12/1

「ストレス対処(コーピング)の方法」について説明した後、「リラクセーショントレーニング」や「呼吸法、ヨガ」を実践する。

13

パフォーマンス向上の心理的アプローチ①12/8

「スポーツ場面における精神力の評価」について説明した後、「心理的競技能力」などについて解説する。

14

パフォーマンス向上の心理的アプローチ②12/15

「競技スポーツにおける緊張や不安」について説明した後、その対処方法について解説する。また、「イメージトレーニングの科学的知見」などについても解説する。

15

まとめ1/5

授業の振り返りを行う。

到 達 目 標

① 健康科学、生理学、解剖学、栄養学、スポーツ心理学の基礎知識について説明できる。
② 運動生理学、メンタルヘルスの基礎知識を習得し、運動の持つ様々な効果を説明できる。
③ これらの知識を教養として身につけ、自身や家族などの健康管理に役立てられるようになる。

成 績 評 価 の
方 法 と 基 準

試験方法:レポート    実施時期:試験期間外

授業毎に毎回実施する課題(60%)と最終レポート(40%)により、総合的に評価する。課題の未提出や授業への積極的な参加態度が見られない場合は減点とする。

学 生 へ の
メ ッ セ ー ジ
(その他注意等)

この科目を通して、生涯にわたり運動習慣を持つことの必要性を理解してください。

実務経験の授業
への活用方法

プロテニスプレーヤー、テニスコーチの経験を踏まえ、メンタル・フィジカルのトレーニング方法について解説する。

教科書・参考書 書 名 著 者 名 出 版 社 名 定 価(円)
参考書

入門運動生理学(第4版)

2回目から8日目の内容

勝田 茂 編著 杏林書院 2,530円
参考書

休養学基礎:疲労を防ぐ!健康指導に活かす

9回目の内容

杉田正明,片野秀樹 メディカ出版 3,520円
参考書

睡眠の科学(改訂新版)なぜ眠るのか なぜ目覚めるのか 

10回目の内容

櫻井武 講談社 1,100円
参考書

スポーツメンタルトレーニング教本(三訂版)

11回目から14回目の内容

日本スポーツ心理学会 大修館書店 2,420円